三溪園観月会~雪
2017.10.06.23:49
薩摩琵琶錦心流中谷派襄水会の琵琶演奏で、
主宰の荒井姿水先生はじめ襄水会の皆様が、
普段は未公開の重要文化財「臨春閣」にての
観月会演奏という風流な演奏会でした。

今回は、荒井靖水さんと喜羽美帆作曲オリジナルの
「とも待つ雪」という曲に、
舞踊家の花柳寿寛先生が創作舞踊を舞ってくださるという
またまた素晴らしい機会をいただきました。

雪が降り、木の枝などに残る雪は、次に降ってくる
雪を待ちわびる、ということで「友待つ雪」と言われています。
その「待つ」という心情をテーマに、
雪の描写も取り入れて作った曲です。
今回はその曲から、花柳寿寛先生が、
深草少将と小野小町の百夜通いを
主軸にして舞踊を創作してくださいました。

先生の舞により、深みがまして本当に良い舞台になりましたこと、
心より感謝申し上げます。
私としては雪らしい衣装・・・ということで、
遠目からはわかりませんが、「雪輪文様」の意匠で
気持ちだけでも雪を意識してみました。

荒井姿水先生はじめ、襄水会の皆様にも、
大変お世話になりました。
素晴らしい機会をありがとうございました!
何回も演奏させていただいた三渓園ですが、
なかなかゆっくりと名庭をめぐる時間がなく。
今回はじめて三渓園を一周してみたり、
園内の三溪記念館にて展示をゆっくり見たりできました。