5月の燕子花
2018.05.06.22:02
昨日5月5日は私事ながら誕生日でした。
メールやライン、Facebook等々で
たくさんの方からお祝いのメッセージをいただきました。
みなさまのおかげでとても幸せな気持ちで1日を過ごすことができ、
またこの1年も楽しく前向きに進もうという気持ちになりました。
お気持ちを送ってくださいまして、本当にありがとうございます。
ゆっくりになりますが、お返事させていただきます。
昨日は、まず母のお墓に行き、〇歳になりましたよ!と挨拶してきました。
納骨堂のエレベーターには毎回「今日は何の日?」という表示が出るのですが、
こどもの日が1948年に祝日制定されたときに、
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日でもある」
と表示されていて、偶然ではありますが、
母のところに行くのに最適な日だな、などと思いつつ
根津美術館へと向かいました。

美術館庭園の燕子花が咲くころに、
尾形光琳の「燕子花図屏風」を見るようになって5年目です。
2013年の5月に、「美帆が好きそうな美術館があるから」と母が誘ってくれて
その年は両親と一緒に燕子花図屏風と、都会のオアシスのような広い庭園、
池に咲くかきつばたを楽しみました。

それから根津美術館には時期に関係なく、展示やお庭の季節ごとにしばしば通い、
5月の燕子花の頃には尾形光琳の作品をみるのが、恒例行事となってきました。
母がいなくなってからも、毎年時期にこの作品を見ると
その時のことを懐かしく思い出します。

絵画を通して思いを交換しているような気持ちになりますが、
また来年も同じ時期にこの「燕子花図屏風」とお庭のかきつばたを見て
前向きな気持ちになれると良いなと。
そしてまた来年作品を見る日に、健やかな気持ちで対峙できるように
この1年も精進したいと思っております。
みなさま、本当にメッセージありがとうございました。