東京国立近代美術館70周年記念展『重要文化財の秘密』
すべてが重要文化財、「問題作」が「傑作」になる、
と言う言葉の通り、内容がとても重厚で満足度高い展示でした。
新年度の初めは美術館へ行って心も新たに、と思い足を運びましたが
新年度早々頭を殴られたような、というくらいの良い方向の
強い刺激と衝撃をもらいました!
写真撮影OKの作品も多かったですが、本物をじっくりと観られ
どの作品も興味深く、心の栄養になりました。
東京国立近代美術館所蔵作品展MOMATコレクションでは、
1階の「重要文化財の秘密」内で取り上げられている作家の
重要文化財ではない作品を絡めて出品されていました。
しかも重文でない作品の方が世間的には有名だったりする場合も有り、
評価軸の変遷や、世間(人)の好みにもよるものなのか、と
芸術の評価のされ方も潮目があったりして興味深かったです。
また「春の屏風祭り」では同一フロアに桜の作品がたくさん。
同じ桜や花がテーマでもいろんな表現があって、
それが色彩や個性というだけでなく心理的な表現方法の桜、だったり。
考えさせられる、心に残る展示でした。
図録も買ったのですが、5月14日の会期までにもう一度行ってみたいです。
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